残りの日々を楽しく

そろそろ終活の季節になってきました。残りの人生を前向きに生きていきたいと願って名づけました。

森村誠一さんの老いの本

森村誠一さんが提唱した「写真俳句」を知って、それを初めてからだいぶ経ちました。しばらく作っていませんでしたが、また今年から「写真俳句」を始めました。 今日、2011年発行の「老いる覚悟」と2022年発行の「老いの正体」を読みました。2021…

90歳のつぶやき

大野英子著「90歳のつぶやき」2014年発行・駒草出版を読みました。 表紙折り返しは「人間をいとおしむ優しいまなざしと、ときにするどく真実を突く、短歌と物語。児童詩教育に人生をささげてきた著者の90年の歴史の証言」と。 著者の説明をまとめる…

一茶と芭蕉

高橋順子編「一茶 生きもの句帖」小学館文庫2002年発行を買いました。 「江戸期の俳人小林一茶は、終生家族運に恵まれなかった。その欠落を埋めるかのように小動物を愛した。蛙、雀、猫、犬はいうにおよばず、蚤、虱に至るまで、詠んだ句は膨大な数に上…

旧暦2月

久保田豊和さん(「畑仕事の十二カ月」の著者)に教えていただいた「百姓伝記」によると、二月(旧暦)は次のように書かれています。 二月節になるといろいろの椿の花が咲く。やぶ椿は冬のうちから二月まで咲くものである。雁は友と連れだって北東に向かい、…

操山ルートマップ【2008】

図書館で「岡山市遊歩道ネットワーク てくてくロード5 操山ルート」を借りてきたのですが、なんと、岡山市のホームページにアップされていました。 他に、「後楽園ルート」「吉井川下流ルート」「国府市場ルート」もありました。野良まわりの参考にしよう!…

私のかまくら

20代に鎌倉に住んでいて、この雑誌をキオスクで買っていました。あれから40年、急にその雑誌をみたくなって、もう絶版になっていたのですが、「日本の古本屋」で千葉県の本屋さんにあることを発見、24冊・送料共5千円で送っていただきました。 自分も…

西大寺鉄道

明治44年(1911年)から昭和37年(1962年)まで、岡山市の西大寺から後楽園まで、「けえべん」と呼ばれる軽便鉄道が走っていました。私の家は財田駅と大師駅の間にあったので、田んぼの中を走る軽便を見た記憶があります。今は宅地化されたり、道路になっていま…

詩の小径

今日は、百間川を神下橋で渡り、操山の吉備津岡辛木(からき)神社と詩の小径に行って来ました。「詩の小径」というのは、下記の出所によると、平成元年(1989年)に吉備津岡辛木神社の宮司さんと総代の方が、神社参道に句碑を建てることを氏子に呼びかけ…

新しいことを始めよう

新しいこと その1 自宅から歩いて20分くらいのところに、標高169mの「操山(みさおやま)」があります。その操山を歩いて、写真や動画をとってみようと思います。岡山文庫から谷淵陽一著「操山と歩く」(平成15年発行)という本がでていますが、そ…

詩と人生 5 生活の中に詩を

荻原井泉水の著作を現在購入しようとしたら、何が購入できるのか? Amazonを検索したら、電子書籍の出版社「インタープレイブックス」で『一茶名句』と『芭蕉名句』が各660円で購入できます。 井泉水のそれ以外の著作は中古商品みたいです。 自由律俳句を…

詩と人生 あとがき

2023年2月11日、建国記念の日。 今日から、ブログを再開します。 これからのテーマは、自由律俳句です。 私が大好きな荻原井泉水と木村緑平が中心となります。 荻原井泉水著 「詩と人生」『あとがき』 昭和47年8月15日発行 潮文社より 口絵の見…

政府を信頼できない理由

私は、かつて私たちがスウェーデンから社会保障を学んだように、現在も多くのことをスウェーデンから学ぶことができると思っている。かつて、「自助・共助・公助」で自助を強調した元首相がいたが、私たちは政府にほとんど信頼をおいていない。 福島淑彦さん…

国民の政府への信頼がない国

前回に続いて、福島淑彦さんの「スウェーデンのフェアと幸福」からです。 今回は、コロナウィルス感染症パンデミックに対するスウェーデン政府の対応を見ていきます。 1 専門家によって指揮された感染症対策2 国民への情報公開と丁寧な説明3 医療機関の役…

戦争から学ばない国

2冊の本を読んで、「敵基地攻撃能力保有 自公合意」という最近の政治を考えています。1冊は、野口悠紀雄さんの「戦後経済史」。もう1冊は福島淑彦さんの「スウェーデンのフェアと幸福」です。 野口さんは、プロローグ「私は3月10日を生き延びた」で、次の…

読書日記「スウェーデンのフェアと幸福」

今日の一冊「スウェーデンのフェアと幸福」福島淑彦著 2022年9月初版発行 早稲田大学出版部 1 なぜ、この本を読んだのか? 県立図書館の新刊コーナーに展示されているのが目についたため。以前から、北欧の福祉政策に興味を持っており、大熊由紀子さんの「…

術後一年

棺に中に入るようなMRI検査が終わる中庭の木々の雫がまばゆい検査の後これからは老いと病と連れ添って生きる次回はー年か一年半後の受診と告げられる牛乳パックを飲んでいた第一診の主治医

3月11日 ツバメ初見

ツバメが来た沈丁花が咲いた私は病院へそろそろ春、来週は通院ウィークとするガイドヘルパーをしていた頃の俳句入門戦争を商売にしてもうけている人がいる世の中で役に立たないと言われる世の中自分勝手を正当化するため世界を壊す人花鳥風月、もう春はそこ…

母の入院経過説明

金魚という名のうどん屋へ妻と歩く啓蟄高校入試が終わった自転車群に抜かれる母の入院経過説明を聞きに向かう北病棟気つけ代わりに沈丁花の香りで出かける 木村緑平「小さいいのち」より村の正月スズメ起きてから日が出るこころ君に餅好きに山の餅とどき大い…

母の誕生日

不愛想な中華料理屋で日替昼食をいただく庭の沈丁花がフライング気味に咲いていた老人問題は実は私の問題だった今年は病院で誕生日を迎えた母は九十一

啓蟄

コロナ禍で会えない入院中の母三か月の空を見上げて老を生き前向きに生きようとカメラ持つ寒くても無心でゴミ出し黄砂観測、花粉でクシャミも始まった定年後、親の介護と自分の健康定年後、親も私もよく寝むる

日だまり老人と猫

日だまり老人が撮る日だまり猫ヒコーキ雲を見ている九十の母と息子脳がお休みしていたひと月を振り返るまた妻が母の介護に反旗を翻えす核家族で育った息子に介護の出番が来る認知症の母は子どもの息子しか知らない

建国記念の日

当直の天辺に見上げる二月の十日余りの月介護離婚より家庭内別居で済んだ親の介護ケアマネと訪問看護に頼る老老介護の息子妻に頼り過ぎていた自分を反省する二月介護後進国日本の建国記念の日長寿国日本は寝たきり老人大国腹を据え覚悟を決める我がエンディ…

介護はつらいよ

二月 少しずつ少しずつ変わろうとする二月生きている定番は入歯の母に買う鰆の刺身当直当直日直の一週間がある二月俳句とは人生を病気で死ぬか俳句で死ぬか鼻から吸って大きく俳句で吐いてタイムスリップ早稲田にうまいスブタ屋があった頃に大学生だった銭湯…

余寒

ガンガンとラジオががなってる余寒妻は止めました母のみ残します余寒任運自在そろそろ準備を始めよう沈丁花咲くのを待っている沈丁花ケアマネがリハビリ担当を連れて立春頭より心、心より身体、不安はない

小便小僧

ドラマ好きの妻に心を読み取られ親の介護で試される定年後の人生妻、親、最後は自分と風呂の順泣き笑い、最後は笑いで済ませたいアホらしい、人生はアホらしい明日のことは明日の神が考える小便小僧の勢いがない私の老楽気真面目では介護も妻も続かない

しもやけ

上弦の月、左耳が少しシモヤケ冴返る用事は午前で済ませて帰る午後は風邪薬を飲んで横になる菜の花を母に変わって生けてみる立春の日溜りで読んでる川柳の本腰痛で食の細くなった母の春ごたつ

敷パット

結婚40年エクレアが好きな夫だった寒気して風邪薬飲んで半日寝ている立春、母に暖かそうな敷パット買う詩吟の先生、腰痛の母を見舞う立春猫と智恵比べして立春の一日が過ぎる

平沼洋司さんの二十四節気

平沼洋司著「空の歳時記」(平成10年、京都書院発行)及び「気象歳時記」(1999年、蝸牛社)より。 立春・・・2月4日東洋(中国)思想では季節は春分、夏至、秋分、冬至がその中心です。季節の境はこれらの中間の立春、立夏、立秋、立冬になります。…

野菜作り

野菜作り 今年は、自宅の庭で「野菜作り」に挑戦しようと思っています。以前、ホームセンターで「1平米菜園」の見本を見たのですが、狭い庭でできる本を2冊購入。「安心野菜の1畳菜園」と「袋栽培でかんたん野菜づくり」です。 5月の連休に間に合うよう…

緑平、1月4日の日記

木村緑平「雀の生涯」から、(昭和四十三年)一月四日の日記より。 晴、よい晴れである。そしてあたたかである。北島さんで屠蘇をいただく、屠蘇は何となく正月気分にしてくれる、年の暮に焼き捨てたが反故や紙屑がまた籠に一杯になっているので庭で焼く、白…