残りの日々を楽しく

そろそろ終活の季節になってきました。残りの人生を前向きに生きていきたいと願って名づけました。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の少子化対策について

山田昌弘著「日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?」光文社新書1067、2020年5月発行の紹介です。副題は「結婚・出産が回避される本当の原因」です。 山田さんは、日本の少子化について、欧米とアジア諸国の反応について興味深いことを述べています。それは…

責任は、それを果たす能力と権限がある者に課す

木村草太著「木村草太の憲法の新手3」2022年4月・沖縄タイムス社の紹介です。 この本は、2019年3月(100回)から2021年4月(149回)までの沖縄タイムス紙の連載コラムをまとめたものです。木村さんは、私(吉田)が一番尊敬している憲…

日本は今、第一共和政時代なのか

木村草太著「憲法という希望」講談社現代新書 2016年9月からです。 木村さんは、憲法研究者の林知更(はやし・とものぶ)さんが指摘されたことと断って、現在の日本は、ヨーロッパ風に言うと第一共和政の時代に当たると述べています。 フランスの第一共…

憲法という希望

木村草太著「憲法という希望」講談社現代新書2387・2016年9月の紹介です。 今、私が一番尊敬している憲法学者で、わたしたちに勇気を与えてくれる憲法の論理で闘う憲法学者です。 大学の時、「都市の論理」で有名な羽仁五郎さんが好きで、よく読ん…

働きの人生哲学

中村天風著「錬身抄」の付録として収録されている『働きの人生哲学』という小文があります。以前取り上げた沼正也先生の「エイジレスの法理」と同様、現在の私の仕事観(定年後の余生観)と考えさせてくれました。天風さんはそこで、次のように言っています。…