残りの日々を楽しく

そろそろ終活の季節になってきました。残りの人生を前向きに生きていきたいと願って名づけました。

万葉集の独学

今年から、万葉集を勉強することにしたのですが、自分に合ったやり方をようやく見つけることができました。

折口信夫さんや佐々木信綱さんの万葉集の本をkindleで買ったり、それに関連する本をいろいろとあたっていたのですが、現代語訳が自分に何かしっくりこないものがありました。

そこで、いろいろと悩んでいたのですが、やっと、自分のやり方が見つかりました。今回は、その方法を書きます。

本当は、近くかオンラインでの講座があればそれに参加するというのがいいのかもしれませんが、また、youtubeでも適当なものが見当たりませんでした。そこで、独学にしました。

最初に、テキストは塙書房の『萬葉集 本文篇(補訂版)』佐竹昭広・木下正俊・小島憲之共著にします。これは、たまたま近くのブックオフで825円で売っていました。この本は、漢字のみで書かれている本文にひらがなの傍訓を施したものです。よって、現代訳は掲載されていません。

次に、現代訳を誰ので学習しようかと思ったのですが、どの本も自分にしっくりこないので、ここで少し手間取ってしましました。

たまたま、検索で、奈良県立万葉文化館の『万葉百科』のことを知りました。これには、万葉集に関するいろんな情報があって、人物から万葉集を検索できたり、巻番号で探せたり、歌番号で検索できたりします。

例えば、歌番号で「1418」で検索すると、歌詳細が出てきます。これには、漢字本文、読み下し文、訓み、現代語訳が次のように出てきます。また歌人志貴皇子」も別名も掲載、また歌人のページに連動しています。

漢字本文:石激垂水之上乃左和良○乃毛要出春○成来鴨 ※○は変換できす

読み下し文:石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも

現代語訳:岩の上をほとばしる滝のほとりのさ蕨が萌え出る春に、ああなったことだ。

・・・いろいろと省略していますが、こんな具合です。

 

このページの何が一番いいのかと言うと、現代語訳です!

和歌(短歌)は五七五七七ですが、それが何とこんなにも短く、かつ要領よくまとまっています。

これが、私に、まさに、しっくり来たところです!

これなら、テキストにした『萬葉集 本文篇』の漢字本文の下の空白部分に、二行(五七五と七七に分けて)で書いていけます。

他の本の現代訳は、私には、長すぎたのです。また、その訳が何か自分にはしっくりこなかったのです。

この方法を見つけたので、これからの勉強ははかどると思います。

以上、バンザーイ

最後に、奈良県立万葉文化館の『万葉百科』のWebページに感謝です!

 

なお、「奈良県立万葉文化館」では、月1回、『万葉集をよむ』という講座をしており、オンライン参加もできるので、さっそく2月の申し込みをしました!