残りの日々を楽しく

そろそろ終活の季節になってきました。残りの人生を前向きに生きていきたいと願って名づけました。

半井小絵さんの歳時記

半井小絵さんは、今は主に演劇・女優活動や講演活動をされていますが、元NHKで気象予報士として天気予報をされていました。
その半井さんは、2006年9月に「半井小絵のお天気彩時記」(かんき出版)と2010年3月に「半井小絵の季節の小箱」(かんき出版)という本を出版されています。

私は、半井さんの歳時記が一番好きです。
ほかの歳時記と比べて、一番の特色は、半井さんは季節を5つに分けているところです。
春夏秋冬の季節に「初夏・梅雨」を加えて5つに分けています。

「お天気彩時記」の「はじめに」で、この本について次のように説明しています。

「この本の題名は、『お天気彩時記』です。気象現象を詳しく説明したものではありません。季節を身近に感じる二十四節気や空模様、年中行事、風物詩の話題に、写真やイラストも織り交ぜて書き綴ったものです。美しい四季の彩りを、少しでも感じてもらえればと思って執筆しました。」

最初の「春の章」では、節分(2月3日ごろ)・立春(2月4日ごろ)、雨水(2月19日ごろ)、上巳(桃)の節句(3月3日)・啓蟄(3月6日ごろ)、彼岸(3月17日~23日ごろ)、清明(4月5日ごろ)、穀雨(4月20日ごろ)・八十八夜(5月2日ごろ)を取り上げています。

「初夏・梅雨の章」では、端午の節句(5月5日)・立夏(5月6日ごろ)、小満(5月21日ごろ)、芒種(6月6日ごろ)・入梅(6月11日ごろ)、夏至(6月21日ごろ)・半夏生(7月2日ごろ)、小暑(7月7日ごろ)を取り上げています。

「夏の章」では、土用の入り(7月19日ごろ)、大暑(7月23日ごろ)、立秋(8月8日ごろ)・処暑(8月23日ごろ)を取り上げています。

「秋の章」では、二百十日(9月1日ごろ)、白露(9月8日ごろ)・秋分(9月23日ごろ)・彼岸(9月20日~26日ごろ)、寒露(10月8日ごろ)、霜降(10月23日ごろ)を取り上げています。

最後の「冬の章」では、立冬(11月7日ごろ)、小雪(11月23日ごろ)・大雪(12月7日ごろ)、冬至(12月22日ごろ)、小寒(1月5日ごろ)・大寒(1月20日ごろ)を取り上げています。

「季節の小箱」は、季節の移り変わりを二十四節気に沿って紹介するフォトエッセイです。
この本の「はじめに」で、次のように書かれています。

「春・夏・秋・冬・・・
日本は豊かな自然に彩られています。旅に出ると風景に心を奪われることがあります。忙しくてたとえ旅ができなくても、かたちを変えて流れていく雲や身近な植物が私たちの心を癒してくれます。」

「気象現象、季節の言葉、植物などを写真とともに綴ってみました。
ページをめくって、生活に季節の色をそえていただけたら、いつもと違う一日が過ごせるかもしれません。」

この本では、二十四節気を簡単に説明されています。

春: 立春、雨水、啓蟄春分清明穀雨
初夏・梅雨: 立夏小満芒種夏至
夏: 小暑大暑立秋処暑
秋: 白露、秋分寒露霜降
冬: 立冬小雪、大雪、冬至小寒大寒